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肛門周囲膿瘍 (こうもんしゅういのうよう)

多くは痔瘻の初期症状で、肛門の周囲に膿がたまった状態です。
裂肛の傷から便が入り込んで感染を起こし膿がたまるケースもありますが、 ほとんどは肛門の奥にある「肛門陰窩」というくぼみから便などが入り込んで感染を起こし、膿のたまりをつくってしまったことが原因です。

»  痔瘻(じろう)についてはこちらをご覧ください。

【 肛門周囲膿瘍の対処法 】

すぐに肛門科の専門医を受診して膿を出してもらいましょう!痛みも楽になります。

腫れた状態でまだ膿が出てきていなければ局所麻酔をして切開します。
膿が出れば劇的に楽になるケースも多く、膿が出なくても痛みは軽減することが多いです。

切開をしたところは消毒したり軟膏をつけたりはしません。 せっかく「膿の逃げ道」を作ってあげたのに、そこがふさがってしまうとまた中で膿がたまります。 ですから切開したあとは、そのまま何もせず様子をみます。

自然に破れて膿が出てしまった場合でも、肛門科の専門医を受診された方が良いでしょう。 十分に排膿出来ていなければ切開が必要な場合もあります。

また、内科などを受診された場合、切開せず抗生物質の内服薬を処方される場合がありますが、 それでは根本的な治療にならないどころか、 長期間、抗生物質の内服を続けることにより耐性菌に変化してしまったり、 肛門周囲膿瘍が中途半端な状態でかたまってしまい「しこり」をつくってしまうことがあり、 治療が難渋する原因となりますので注意が必要です。

膿瘍は外科的に膿を出す以外に治療法はありません。飲み薬では治らないことを肝に銘じておきましょう。 (ただし、切開排膿した後は抗生物質の内服を3日間程度行うことが多いです。)

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