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痔の落とし穴 痔だと思っていたらガンだった…

「痔」だと思いこまないで!

排便の時に出血するけど鮮血だし、痛みもないから大丈夫・・・
便を出すと何か出てくるけど、指で押せば戻るし、別に痛くもないし出血もないし、
これって痔だわ・・・

人にも恥ずかしくて言えないし、こっそり薬局で座薬を買って治療しようっと・・・

なんてことはないですか?
あるいは「ガンは中年以降の病気」って思ってませんか?

私もそう思っていました。
でも、最近、若い人のガンが増えています。

私の外来を訪れる患者さんの中に、月に一人は痔でなくガンであったというケースがあります。 しかもそれが年々、低年齢化しています。

「何も症状がないのなら、大腸の検査は40歳を過ぎてから2年に1回受けていれば大丈夫ですよ・・・」 そう、患者さんに説明していました。
でも、ここ3年くらいでその説明は一変しました。

30代の直腸ガンをたくさん見つけてしまったからです。
しかも若い人に発生するガンは進行が早く、命取りになることがあります。

ほとんどの患者さんが「自分は痔だ」と思いこんでおられました。
中には随分前から出血があったのに鮮血だからガンではないと放置されていたケースもあります。

出血の色や性状で「ガンではない」と決めつけるのは危険です。

薬局で座薬を買って治療する前に、ガンではないことを確認するために診察を受けて下さい。
治療はそれからだって遅くはないのですから・・・

「痔」であればいいのです。
だって、それで死ぬことはないわけですから・・・
でも、痔があるために奧にあるガンを見落とすと死ぬことだってあります。

これが「痔」の落とし穴なのです。

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